スケートボード(スケボー)の世界へようこそ!
このページはスケボーに興味があり、これからやってみようと考えている方や、既に板を買って乗り始めているという初心者の方が、スケートボードを購入する所から、スケボーで最も大切な基本動作やトリック(技)を覚え、多くの方が憧れるオーリー(ジャンプ)を習得するまでの最も安全で早い道順を紹介します。
※ 下のリストのトリック名は、それぞれの解説ページへリンクしています。
まずは全体の流れをまとめた上のリストをご覧ください。以下で上リストの各項目を簡単に説明します。それぞれの詳細は各リンク先の専門記事にて解説しています。
1.SETUP | 自分のスケートボードを手に入れる
スケボーをするためには、まず自分のスケートボードが必要です。「ギア」と呼ばれるスケートボードのパーツは主に、デッキ、トラック、ウィール、ベアリングの4つです。最後の「SET UP」では、ギアの組み立て方やデッキテープの貼り方、スケートシューズやプロテクターなど、その他必要なものについて解説しています。
-デッキの知識と選び方
-トラックの知識と選び方
-ウィールの知識と選び方
-ベアリングの知識と選び方
-デッキテープの貼り方
-パーツの組み立て方
初めてのスケボーを格安で!
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2. BASICS (乗る・スタンス・進む・止まる)
自分のスケボーや必要な物が揃ったらいよいよ初ライドですが、その前に是非知っておいてもらいたいのが、スケボーの超基本動作である「乗る・スタンス・進む・止まる」の正しい知識です。初めて板に乗る最初の二時間は、スケートボードを練習する過程で最も危険で、注意が必要な場面の一つです。基本的な乗り方が身に付いていない状態は、運転の知識が全くないまま車を運転することに等しく、少しのミスが大きな怪我に繋がります。安全にスケボーを始めるための知識を身につけ、怪我の無い初滑りをお楽しみください。
3. PUSH(プッシュ)
2 の「進む」の延長なので重複する部分が多いですが、スケボーに乗ることに慣れて次に身につけるのは、プッシュです。プッシュは後ろ足で地面を蹴って前進する動作で、スケボーに乗る限り行う動作です。ゆっくりでいいので確実に動作を習得し、思い通りのスピードがつけられるようにしましょう。
4. TICK-TACK(チックタック)
プッシュに慣れてきたら、次はノーズを左右に振りながら前進する「チックタック」というトリックです。初日でチックタックの練習を始められればいいペースです。このトリックは実用性はあまり高くないですが、スケボーの様々な動きに慣れるための非常に重要なステップです。このトリックをマスターするには数日かかるでしょうが、これからのステップの基盤を作るために、必ず覚えるようにしましょう。
チックタックが出来るようになってきたら平地(フラット)以外の、傾斜が緩く短い坂道、小さな段差など、自分が滑りたいと感じる場所を滑るようにすると、スケートボードがグンと楽しくなり、スキルも上達します。技の練習だけでは学校で勉強しているみたいで面白くないので、想像力を働かせて自分の思いついたことをどんどんやってみましょう。ただ傾斜が緩くても長い坂道は、思いの他スピードがついて止まれなくなることがあるので、この段階ではあまりお勧めはしません。
5. MANUAL / NOSEMANUAL(マニュアル / ノーズマニュアル)
チックタックをマスターしたら、次はウィールを浮かせたまま、テール側のウィールだけで走行するマニュアルにトライしましょう。どれだけ片方のウィールで滑れるかというバランスゲーム的なトリックで、実用性も非常に高く、スケボー上でのバランス力を高めるための訓練にもなります。マスターするのにはかなり時間がかかるので、ある程度の目標を定めて練習しましょう。
ノーズマニュアルはマニュアルと逆で、ノーズ側のウィールのみで走行するトリックです。マニュアルと平行か、マニュアルの習得後に練習しましょう。
6. FRONTSIDE / BACKSIDE POWERSLIDE (パワースライド)
フロントサイドパワースライドはスケートボードを横に90°傾け、体を正面に向けながらウィールでスライドし、減速するトリックです。主にダウンヒルなどでスピード調節に使いますが、カーブボックスやレールで行うスライド系のトリックなどの基礎にもなる重要なトリックです。
F/S POWER SLIDE | フロントサイトパワースライド
バックサイドパワースライドは、スライド中に体が後ろに向くパワースライドです。後ろ向きな分フロントサイドよりやや怖いので、先にフロントサイドを練習しましょう。
B/S POWER SLIDE | バックサイドパワースライド
7.ショービット
スケボーに乗ることに自信がついてきたら、そろそろデッキを回転させる技もやってみたいと思うでしょう。そう思ったら、まずはショービットを身につけましょう。ショービットはデッキを横に半回転させるシンプルでやりやすいトリックです。はじめはうまく回せないとは思いますが、数時間〜数日で出来るようになるでしょう。
パワースライドとショービットは、オーリーとの直接的な関連性は薄いので、早くオーリーをものにしたい方は、マニュアルとノーズマニュアルが習得出来たら、とばしてオーリーの練習に移っても構いません。ただ、これらがオーリーと同じか、それ以上に重要な基本トリックだということに変わりはないので、先にオーリーを練習する場合、後からでも必ず習得しておきましょう。
8.オーリー
上の全ての基本技を習得するのには、2週間から1ヶ月ほどかかるでしょう。基本トリックを一通り習得したら、次はいよいよオーリーにチャレンジしましょう。人にもよりますが、オーリーは、練習を開始してから低い物を跳べるようになるまで一ヶ月ほどかかることも珍しくありません。ここを超えればこれまでとは全く違う本当のスケートボードの世界があなたを待っているので、くじけず頑張ってください!