B/S クルックドグラインドについて
B/S Croocked Grind(クルックドグラインド)は、背中側にあるカーブに対して、ノーズ側のトラックをかけて斜めにグラインドするトリックです。
The Berricsでもおなじみのeric kostonによって広められたこのトリックは、彼のイニシャル、Kの文字からKグラインドとも呼ばれています。(開発者はMike Edinger)
B/S クルックドグラインドのHOWTO (以下Kグラインド)
BSノーズスライドを少し傾けた形でグラインドするトリックですが、
細かい部分がノーズスライドとは異なっています。
スタンス/アプローチ
他のカーブトリックよりも若干、カーブに対して並行にエントリーします。
カーブから離れすぎないように注意しましょう。スタンスはオーリーと同じで問題ありません。
また、トラックをかけるポイントをしっかり見ることも重要です。
エントリー
Kグラインドで最も重要なのはエントリーです。
B/Sノーズスライドの場合、体全体をカーブに対して90°回転させてノーズをかけにいきますが、このトリックの場合は、感覚的には60°くらいに傾けてエントリーします。
力みすぎると詰まってしまうのでしまうので、リラックスしてエントリーしましょう。
グラインド
グラインド中は、体制を崩さず、前足に重心をおきます。
最初は、B/Sノーズスライドのようにカーブに対して押し込むように力を入れてしまいがちですが、Kグラインドの場合は正面に向かって押し出すようにするとスムーズにグラインドします。
また、グラインド中に上半身が開いていかないように注意しましょう。開いてしまうと、アウトで体勢を戻すのが難しくなります。
アウト
カーブの終端でノーズを前に押し出すようにすると、自然とアウトできます。
アウトのタイミングで上半身が開いていなければ、意識せずとも元の角度に戻ります。
Kグラインドの練習方法
まずはグラインドしなくてもいいので、低いカーブでトラックをかける感覚を身につけてみましょう。最初は少し怖いかもしれませんが、しっかりノーズの上に体重をのせる事が重要です。
メイク出来るようになってきたらいろんな場所でトライしてみましょう。ノーズスライドと同じで、ノーズが掛かれば良いので、高いセクションでもエントリーが比較的簡単です。
Kグラインドを極める
2002年に発売されたFLIPのフルレングスビデオ、「SORRY」のトリを飾ったアートサリのパートの冒頭はありとあらゆるパターンのKグラインドをこれでもかとメイクしまくっています。