板を縦横に一回転させるトレフリップ(360キックフリップ)は、複雑な回転で、慣れないうちは自分の真下で板が回ってくれずに習得に時間が掛かることが多いです。板の回し方ももちろん重要なのですが、身体全体の使い方も安定した回転の鍵のひとつです。ここでは360フリップのコントロールに重要な身体の使い方を簡単に紹介します。
やり方
1.両足で板を挟み込むように

トレフリップを自分の真下でコントロールする上で大切なことは、両足で板を挟み込むように力を加えることです。慣れていない時は後ろ足に力の比重があること多く、よく板だけ自分の背中側に飛んでいってしまうのですが、多くの場合それは前足にも十分に力が入っていないことが原因です。板の左右の逃げ場を塞ぐよう、両足で均等に板に力を入れ、重心を板の中心に置くことで安定した状態で動作をする準備が整います。
2.上半身をやや正面に開く

トレフリップの蹴り方自体は後ろ足のしゃくりが中心となりますが、軸が安定していると、板を後ろから正面へと送るような確かな感覚を掴めます。上半身をやや正面に開き、動画がしやすいフォームが分かるとバランスが維持しやすくなり、安定したメイクができるようになってきます。
3.最後まで体の向きと重心を維持

上半身の向きと重心の位置を最後まで維持できれば、そのまま自然に着地することができます。一回転した板が自分に吸い寄せられてくるようになればトレフリップがとても気持ち良いものになります。なかなか安定しないという人は、足だけでなく体全体に意識を向けて練習してみてください!