5-0グラインドで、ノーズを横(ボックスの逆側)に向けた状態でグラインドするサスキ・グラインド(SUSKI GRIND)。アーロン・サスキ氏によって定着したこのトリックは、5-0とバックサイドテールスライドの中間のような気持ち良さのあるスタイリッシュなグラインドトリックです。このトリックですが、バックサイド・テールスライドを練習した多くの人が経験する、エントリー時90°回り切れずに5-0に似た形でグラインドしてしまう状態そのもので、それをイメージすると狙ってメイクしやすくなります。
Skater: Haruto Onishi
やり方
1. アプローチ

カーブボックスに対し並行とまではいきませんが、それに近い鋭い角度でアプローチします。スタンスはオーリーや5-0など、やりやすい形で問題ありません。グラインド中は体がボックスに対してほぼ横になるため、上半身を回しやすいようにフロントサイド側に軽く捻ってコミットします。
2. エントリー

5-0をイメージしてオーリーしつつ、上半身と板をバックサイド側に向けながらトラックを掛けていきます。まさに5-0とバックサイド・テールスライドの中間のようなイメージです。
3. 安定したグラインド

上半身はほぼ横に向けつつも目線は進行方向を向けて重心を保ちつつ、後ろ足の前側でテールを押してグラインドを安定させます。重心がコーピングの上にあり過ぎてもグラインドしづらいので、ややボード側にも残しつつ安定するバランスを見つけましょう。
4. フォームと板を戻しながらアウト

スムーズにグラインドできたら、ノーズを正面に戻しつつ、横向きの上半身もやや前向きに戻しながらアウトします。上にもリンクを貼りましたが、高速でサスキ・グラインドを流す本家のパートはレジェンド級なので是非チェックしてみてください。