路面で、コンクリートやタイルの継ぎ目がずれて出来ている小さな段差(クラック)を見つけたら、このクラック・ノーリー(チャイニーズ・オーリー)をやってみましょう。やり方は非常に簡単で、前のウィールを段差に当てて板を浮かす、多くの人が直感的にできるトリックですが、綺麗に板が浮かぶととても気持ち良く、ストリートをクルーズしている時に視界に入ったクラックで出来ると楽しさが倍増します。何度かやってマスターしたらぜひ滑りに取り入れてください!
やり方
まずは小さな段差を見つける

この技には小さな段差が必要です。スケートパークでもコンクリートの境目などで見つけられるかもしれないですし、タイルやレンガの路面でも見つけやすいです。段差の高さは5mm前後が理想です。あまり高すぎると引っ掛かって派手に転ぶし、逆に低すぎるとウィールが当たらず通り過ぎてしまいます。この動画の段差は少し低く何度かスカりました。
ノーズを斜め下に踏み込んでウィールを段差に当てる

程よい段差を見つけたら、前足に力を入れてノーズを前に踏み込み、前のウィールをしっかりと段差に当てます。丁度オーリー・ノーズマニュアルのアウト時、ノーズをちょっと押してテールを浮かす感覚と同じです。ジャンプする必要はありませんが、上半身を少し浮かすくらいの意識で少し勢いをつけてノーズを踏んだほうがポップしやすいです。リラックスしてまっすぐノーズを踏むだけで大丈夫です。
重心は板の真ん中にキープ

前のめりにならずに重心は終始板の中心に置き、そのまま着地します。力ではなくいかにきれいにウィールを段差に当てられるかで板の浮きが決まります。慣れると本当に心地よく、日常的なクルーズの楽しみが増します。ここからフリップを入れる熟練者もいます。ぜひいろんなところでやってみてください。