ガムチョップは、フェイキースタンスでアールやミニランプのコーピングに後ろのウィールを押し当ててとび上がり、ボードをロックするトリックです。
ちなみにガムチョップというトリック名は日本だけのもので、海外では「FAKIE HUNG UP」と呼ばれます。ミニランプのルーティーンでも活用出来、リップトリックの上達に欠かせないトリックなので是非習得しましょう。
チャイニーズ・オーリーで感覚を掴む
チャイニーズ・オーリーとはごく小さな段差に前のウィールを押し当てることによって板を浮かせるトリックです。やり方は見た目通りで、重心を保ったまま前足でノーズを前方に勢い良く押します。
直感的に出来るので先に習得し、感覚を掴んでおきましょう。この技も使いどころは多いです。ある程度イメージが出来ればよいのでフェイキーで練習する必要は特にありません。
ガムチョップのHOWTO
ガムチョップのアプローチ
後ろ足をテールに置いたスタンスで、コーピングまで十分上れる適度なスピードをつけてまっすぐエントリーします。ランプの場合インターフェイキーから続けるのが望ましいでしょう。
フェイキースタンスでのトリックになるので最初抵抗を感じるでしょうが、ウィールをヒットさせる場所を見ながら安定したフォームでエントリーしましょう。
ガムチョップのエントリー
コーピングにウィールを押し当てる直前で重心がコーピング側に傾いてしまうとうまくポップせず失敗しやすいです。しっかりとコーピングを見、重心はデッキの中心、体の向きは正面ではなく横向きであるようにしましょう。
ウィールを当てる
後ろ足でテールを押してウィールを勢い良くコンケーブに押し当てます。重心を保てていればとび上がるのに力はいらないので、リラックスしてこの動作を行いましょう。
ロック
しっかりとび上がれたらしっかりとコーピングのロックする場所を見るようにします。自然とロック出来るでしょう。怖がって重心がコーピング側に傾くとアウトがしにくくなります。
ロック出来たら反対にアール側へと傾かせましょう。ロックの最前足がノーズの上にあるように意識しましょう。
ノーズからのアウト
ノーズから降りるのは初めてになるでしょうが、しっかりとボードをロック出来ていれば自然とアウト出来ます。重心はコーピングではなくアール面に傾けつつ前足でノーズを踏んでアウトします。
最初は後ろのウィールがコーピングに触れながらぬるっとしたアウトになりがちですが、慣れたら前足でしっかりとノーズを踏んで後ろのウィールがコーピングに引っかからないアウトが出来るようにしましょう。
ガムチョップの練習法
先にミニランプでのインターフェイキーとテールストールを習得し、アウトの感覚やフェイキーでアールを上るや感覚を掴んでおきましょう。最初は少し怖いのでノーズが浮かないことが多いですが、重心をデッキの中心に残して落ち着いてトライすれば比較的簡単にメイク出来るでしょう。
慣れてきたらかなり高く跳ぶことも可能となるので徐々に使用頻度を上げていきましょう。精度が上がればノーズブラントロックに繋げたり、エアーしたまま直でアール面に降りることも出来るようになります。