スケートボードを組み立てる
スケートボードの主なパーツは・・・
・デッキ(1本)
・グリップテープ(1枚)
・トラック(2個)
・ウィール(4個)
・ベアリング(8個)
・ハードウェア(ビスとナット)(8本)
で、これらを組み立て1つのスケートボード(コンプリート)を作るのはシンプルで簡単な作業です。ただ唯一注意が必要なのが各ナット(ネジ)の締め具合です。ここではコンプリートの組み立て方と、各ナットの適切な締め具合を纏めました。
前準備
用意する物
コンプリートを組み立てるのに必要なのは専用のスケートツールです。これひとつあれば全ての組み立てが楽に出来ますが、無くてもドライバー、ペンチまたはレンチで代用出来ます。
ビス穴の形
事前に確認しておくのはビスの穴の形です。一般的にビスにはプラス型と六角型の2つがあります。ひと昔前に打ち込むタイプも流行りましたが現在ではあまり見かけなくなりました。
スケートツールはプラスと六角両方に対応していますが、ツールが無く六角の場合プラスドライバーは使えないので、専用の六角レンチが必要になります。
組み立て方
デッキテープを貼る
まずはデッキにデッキテープを貼ります。この手順は「デッキテープの貼り方」で詳しく解説しているので、こちらを参考にしながらしっかりとテープを貼りましょう。
トラックを取り付ける
デッキテープが貼れたら次はデッキにトラックを取り付けます。最初ビスをデッキの穴から通し、トラックを取り付けて手でナットを軽く締めます。
次にツールを使ってナットをしっかりと固定していきます。このとき1本ずつ固定していくのではなく、全体を少しずつ締めていった方が均等に締められます。
トラックがグラグラ動かず、ビスがデッキの表側から出来るだけ出ないようにしっかりと締めましょう。
ウィールにベアリングを取り付ける
ウィールにはベアリングをセットするための穴が開いていますが、素手で取り付けるのは難しいです。トラックのアクスルナットを外してアクスルにベアリングを通します。その上にウィールを通し、体重を掛けてウィールを押すとベアリングがしっかりとセット出来ます。
ウィールの奥にベアリングが当たった感覚があるまで押しましょう。ベアリングの裏表はあまりこだわる必要はありませんが、向きは統一させておいた方がきれいです。
ベアリングを外すには?
一度取り付けたベアリングを外す最も簡単な方法はテコを使うことです。アクスルの先端にベアリングの穴を引っ掛けて手でウィールを斜め後ろに強く押せば取れるでしょう。この方法で中身が壊れてリングだけになったベアリングも取り外せます。
トラックにウィールをセット
最後にベアリングをセットしたウィールをトラックに取り付けて完成です。ウィールをワッシャーで挟むようにセットし、最後にアクスルナットで固定します。
アクスルナットの締め具合
アクスルナットの締めが緩いと安定性が悪くなりますが、かといってウィールが全く動かないくらい締めてしまうと急ブレーキがかかり危険です。ウィールが0.5~1mmくらい動かせるくらいの遊びがある程度まで締めるようにしましょう。
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完成
コンプリートはショップのスタッフに頼めば組んでもらえますが、自分で組めた方が後々のメンテナンスやビスが緩んだ時にすぐ直せます。基本的には簡単な作業なので一度やっておけば忘れないでしょう。早い段階で組んでおきましょう。