デッキテープ(グリップテープ)について
デッキの表面はツルツルでスリップしやすいのでデッキテープ(グリップテープ)を貼りますが、正しく貼らないと気泡が残ってはがれやすくなったりします。ここではデッキテープの貼り方を紹介します。
※デッキテープの貼り方は人や地域によって多少異なりますが、大まかな流れは共通です。各ステップの結果が同じになれば問題ありません。テープ貼りに失敗しても当サイトでは責任を負いかねますのでご了承ください。
デッキテープの貼り方
用意するもの
デッキとデッキテープの他に準備するものはカッターナイフです。テープは分厚いので中〜大サイズのカッターを用意しましょう。必ず必要というわけではありませんが棒ヤスリも用意しておくと良いでしょう。緊急時などで無ければ少々無理矢理ですが、トラックのハンガー部分などで代用出来ます。
あとはビス用の穴を開けるための細めのドライバー、デッキに貼る工程を楽にするためのローラーツールがあれば理想的ですが、これらは無くても大きな問題にはなりません。
最初に
まずはテープをデッキに貼ります。デッキがビニールでカバーされている場合は問題ありませんが、すでに開封されているのであれば表面にほこりなどがついていないか確認し、あれば軽く湿らせたぞうきんなどで簡単に掃除しましょう。テープの幅はデッキとあまり変わりません。位置や角度がズレると貼れない箇所が出てくるので事前に位置と角度を把握しておきます。
デッキに貼る
テープのカバーを少しはがし、ノーズかテールの先端に貼ります。この状態で再度角度を合わせ、端からしっかりと押さえ付けながら貼っていきます。カバーは最初一気にはがしてもいいのですが、予期しない場所に貼り付きやすいので徐々にはがしていくと良いでしょう。この工程は専用のローラーツールがあれば楽ですが、無くても特別問題はありません。一通り貼れたら気泡が無いかよく確認し、あれば潰すようにしましょう。
※失敗しても何度かは粘着力を落とさず貼り直し出来ますが、出来るだけ少なくしましょう。
四隅に切れ目を入れる
デッキテープが貼れたら不要な部分をカットしますが、このままでは必要な部分までカットしてしまうので先に下準備をします。まずはテールとノーズのキックの付け根4箇所にカッターで切れ目を入れます。
デッキのエッジをヤスリでこする
次はデッキのエッジを棒ヤスリでこすって必要な部分がカットされないようにします。棒ヤスリが無い場合はカッターの柄やトラックなど硬いものを使います。先にエッジをこすってから四隅に切れ目を入れる場合もありますが、先に切れ目を入れることによってテープの張りが取れ、均等にヤスリをかけやすいです。
不要な部分をカット
先で入れた切れ目のうちの一つからカッターを通し、デッキの形に沿って不要な部分をカットしていきます。カットしたテープは後で使うので捨てずに取っておきしょう。
エッジを馴染ませる
カットしただけでは切り口が粗いので、切り取ったテープを使ってエッジをこすり馴染ませていきます。2、3周もすればきれいに馴染みます。
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ビス用の穴を開ける
最後にデッキの裏側からドライバーなどでビス用の穴を開けて完成です。ビスそのものでも十分穴を開けられるのでドライバーが無くても問題ありません。新品のグリップテープはグリップが強すぎると感じることもあるでしょうが、使っている間に馴染んできます。
Q&A
Q : 滑った後での張り替えは可能?
めったにないことですが、濡れたり汚れたりでデッキの消耗より早くテープのグリップ力が弱くなることや、はがれたりすることがあります。そういうときは古いテープをはがして新しいテープを貼ることが出来ます。カッターのようなもので古いテープの一部をはがし、そこから一気にはがせます。デッキの表面を一度掃除してから新しいテープを貼ると良いでしょう。
Q : テープを切って線やロゴを入れるには?
よくデッキテープの間をライン上にカットして表のグラフィックを見せたり、ロゴの形に切り抜いたりしているデッキを見かけますが、これらは貼る前の段階でカットします。詳しくは以下をご覧ください。
デッキテープをアレンジ
ライン/シェイプを入れる
以下で紹介しているように予め貼る位置を正確に把握し、定規などを沿わせてまっすぐカッターでカットします。ロゴなどの形の場合は下書きを行い、カッターで正確にカットします。形が複雑になるほど時間と労力が必要です。
シェイプを描く
時々テープの上にグラフィックが描かれているものがありますが、これはスプレーを使います。エッジのはっきりしたものの場合は予め目標の形を切り抜いた厚紙などでテープを覆ってスプレーします。スプレーは貼った後で問題ありません。なるべく厚紙と下のテープとの間の隙間を無くすことが成功のポイントです。形や色数によって時間と労力が異なります。
※デッキテープのアレンジは修正が効かないのである程度の失敗を許容できる覚悟で行いましょう。ここで紹介してある通りに行って失敗しても責任は負いかねます。