皆さんは何インチのデッキに乗っていますか?8.0インチと答えられる方も多いのではないでしょうか?最近は8.0が主流で、周りのスケーターに合わせてなんとなく8.0インチを選んだという方もいると思います。実は8.0というのは昔はかなり太いサイズで、乗っている人は逆に珍しかったということはご存知でしょうか?デッキは太いと安定性は増しますが、反面重たくコントロールがしづらくなり、特に小柄な人や足の小さい人には合っていなかったりします。実は今、7.5インチという細い板が市場で再び注目され、人気が高まっています。今回は7.5インチのデッキの特徴や魅力を、実際長いこと7.5インチに乗っていた筆者の所見を交えて紹介していきます。
7.5インチとは

そもそも7.5インチや8.0インチなど、スケートボードのデッキのサイズは、その横幅で表され、一般的には7.5、7.625、7.75、7.875、8.0、8.25と段階別にラインナップされています。7.5(約19cm)というのはキッズデッキを除いて一番細いサイズと言っても良いでしょう。
筆者がスケートボードを始めたのは今から25年ほど前。多くのスケーターは7.5インチに乗っており、身長が160cm、足のサイズが26.5くらいだった私も7.5インチを最初に選びました。
細い板の特徴
メリット:軽くコントロール性に優れる
細い板のメリットはなんといっても軽く、コントロール性に優れているところです。少ない力でフリップトリックなどの回転がかけやすいため、テクニカル系のスケーターはもちろんキッズや足のサイズが比較的小さなガールスケーターなどに合っています。
デメリット:安定性や強度で太い板に劣る
太い板と比べて安定性や強度が劣ります。大きなステアやハンドレールなどのビッグトリックやアール・ランプ、ボールなどのトランジション系のスケートスタイルのスケーターには不向きになることがあります。
スケートスタイルが変わる
8.0インチと7.5インチの太さの差は1.3cmほどですが、多くの場合長さも少し短いことが多く、その差はスケートのスタイルにも若干違いを生みます。主観的なところもありますが、最近のスケートビデオは7.5インチが主流だった時と比べ、ビッグトリックが基本となっており、ほとんどのスケーターが8.0以上の太い板に乗っています。それゆえにダイナミックなスケートスタイルをよく見かけますが、7.5インチが主流だった時のスケートのスタイルは繊細かつ大胆で、よりスケーターの性質を表しているようにも思えます。高身長のスケーターが小さな板に乗っているシーンは今の時代にはあまり見られないかっこ良さがあります。
細い板はおすすめ?
上記の通り、太い板はビッグトリッカーやトランジションタイプのスケーターには向いていますが、そうではない、フラットトリックやカーブトリック、5段くらいまでの手頃なサイズのステアなどで滑るスケーターには細い板は向いています。そもそも小柄な人や足の小さな人が多い日本では、むしろ合っている人が多いとも言えるでしょう。

経験上確実に言えることは、自分が合うと感じる板を選ぶことが大切です。筆者も今もひょんな理由で8.0に乗ることはありますが、160cmほどの小柄な体格なので、やはり細い板よりも力が要って体力が消耗されたり、板が足に当たった時のダメージが大きいなどがあり、結局次の板は細い板に戻っていきます。逆に8.5や9.0の特殊なデッキでダブルフリップを軽々と回す人もいるので、相性によるところが大きいと思います。ただ、今のデッキに何か違和感がある場合、流行りに囚われずに違うサイズを選んでみることが大切です。
7.5インチのデッキは以下からお求めいただきます。
ご注文時「NollieSB」とコメントいただけると、ステッカーが追加となります。
是非